扉あけの日々の雑記

ドラマー梅津光司の日々の雑記です

〜大切な場所〜 長崎

 長崎の西坂公園に彫刻家、船越保武の作った「長崎26聖人記念像」がある。

23年前にこの像に会いに行ったことは自分にとって意味深い、大切な想い出として心に残っている。

 その西坂公園にある「長崎26聖人記念館」のLED照明の施行を8年前に手がけた知り合いの方が、今、長崎を周り、「隠れキリシタン」について知る旅を続けているという。

 彼はバイオリニストでもある。 美しいものと悲しい歴史の結びつきに何か「言葉で説明できないもの」を感じて行動しているのだろう。

 

 『沈黙』の作者、遠藤周作は解題に、大学の年度あたまの講義のあとに一人の女学生がやってきて自分が『沈黙』の登場人物、転びの宣教師「フェレイラ」の末裔であると告げたとき、なにか奥深い運命の綾を感じたと書いている。

 

自分に繋がる「一本の糸」をたぐるように歩み出すときが、それが必要な人には来るようだ。

 それが何のためなのかは「あとになってわかる」のだろう。

 

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苦いコーヒー

今日は久しぶりにお気に入りの喫茶店へ。

苦いコーヒーが売りの店なのですが、今日はいつもより味がマイルドな気がして

妻に聞いてみると「そんなことない」とのこと。

濃い味に慣れたのか、日々が辛すぎるのか。。。

でもチーズケーキとのこのコーヒーの相性は抜群で、もうリラックスです!

さあ、またひと頑張りしてライブの準備です!

 

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森の香り

三ヶ月ぶりに訪れたN公園は、もう秋の気配でした。

湿った森の香りのする空気をかぎながら歩くと、自分の歩く早さが異常に早くなっていたことに気づき、少し愕然と。。。

色々なことにせき立てられながら過ごしていたんですね。

意識的に歩くスピードをゆっくりにすると呼吸もそれに同期し、だんだんと心身もリラックスしたようです。

大好きなカワセミを見る機会もなくなり、心も少し乾き気味なんでしょうか。

この秋は心の栄養を摂ることも大切にしたいな。

 

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楽しく終了! Vo Session。

 ライブ前の譜面書きで夜更かし。そして午後1時からのVo Session。

寝不足で少しだるいけれど、心持ちは以外に平穏です。

 

 車で行き、ライブハウス近くのコインパーキングに駐車しようとしたところ、皆「満車」で、しばらく彷徨い、やっとのことで駐車し、急いで会場へ。 皆さん、すみません。。。

 どうやら今日の駅前は恒例の「エイサー祭」で、人がわんさか押し掛けていた模様でした。

 

 日本列島が被災地になっている今、無事で過ごせることに感謝ですね。

左足の膝が痛むのでオイルマッサージをして、今日は早めに寝ようと思います。

 

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町田名物 〜#布博〜

町田の名物って、いろいろあります。

芹が谷公園の子供が水遊びができる「動くモニュメントのある池」。

小田急線のクリーム色の電車。

小田急町田駅前の踏切から河原商店(乾物屋)までの歩行者天国の商店街。

寿司屋の「大黒さん」。濃い珈琲とチーズケーキの喫茶「グレ」。 etc.....

どれもみな、自分がすきなものなのですけどね。

 でも夏限定といえば、町田駅前のパリオビル(西友の横です)で開催される「布博」でしょう。

 開催期間はこのビルの会場は布好き、クラフト好きの女子達で大賑わいです。

レトロなビルの素敵な会場に皆さん、うきうきの様子です。

私も以前、家族で訪れましたが、余りの女子パワーに会場に足を踏み入れることが出来ず、少し離れた喫茶店で家人と離れ、一人過ごしていましたが。。

それでもこのイベントに参加する作家さんの作るものは素晴らしく、「トモタケ」さんの布コースターは、わが家のお気に入りです。

皆さんもお時間がありましたら、ぜひ「布博2018」に足を向けてみて下さいね!

 

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ミストな神社

今日も東京は暑かったですね。また37度越えです!

午後、上野にて身体の運用法と基礎から応用までの診断、クリニック的レッスンを受けたあと、稲荷町近くの神社で面白い光景に出くわしました。

なんと賽銭箱のある「拝むエリア」の上にパイプがわたしてあり、そこからミストがシュワ〜とでているのです。

ちょっと見はなにか霊験あらたかな現象か!という感じなのですが、じつは参詣者のためを思ってのサービスだったのですね。ありがとうございます、下谷神社。

自分で考え、検証するというポリシーでやってきたドラム奏法をこの五月から素晴らしい方について習い、見直しているのですが、やはり奥が深いですね〜。

またやる気が湧いてきました。 目標を下谷神社でお願いして、気分も充実!

祭にゆく浴衣姿とすれ違うとき、「江戸」を感じて帰って参りました。

 

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懐かしい君へ

この夏、とても嬉しいことがあった。

三十年前の教え子が、自分のブログに書き込みをしてくれたのだ。

海外にいる彼女は自分が高校の国語教師だったときの授業のことを覚えていてくれていて、それがとても嬉しい。

 自分が大事にしている物語を生徒の皆とじっくり読み進めるという時間を過ごせたということは本当に良い想い出だ。

多感な生徒と多感な自分が、読んでいる「物語」から深いものを感じていた時間。

それはかけがいのない時間だったのだと、今本当に強く思っている。

この暑い夏、自分は教え子たちが世界の中で明滅する「シグナル」のように存在していることをイメージし、実感した。

 あのころの日々は自分がドラマーとして生きるうえでのエネルギー源なのです。

 

 あのときの君たちは今、どうしているだろう。

忙しい日々を送り、疲れているかもしれない。助けてくれる人はそばにいるかい?

ゆっくり眠れる夜はあるかい?

それぞれの人生で不条理を感じるとき、またあの物語を思い出したり、読み返してくれるとうれしい。

世界の中で明滅する「シグナル」のように存在しているみんな。

 その「シグナル」が明るく光り続けることを願っています。

どうぞ、皆、元気で!!                                                                                                           梅津光司 

 

https://www.umekku2016.com/

 

 

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