扉あけの日々の雑記

ドラマー梅津光司の日々の雑記です

世果報 ( ゆがふ )を思う

私たちは身近な場所が「身近ではなかった」という歴史を知らずに生きてきた。 ものを知る時に「不思議ななにかを感じる」ということが「知ること」のモチベーションになることがある。 「同じ笑顔、同じ肌の色をしているのに、違う歴史を持っていること」を…

Sary_Deepnからの挨拶

こんにちは、ドラマーの梅津光司です。 2022年となり、Sary_Deepnとしての活動も2年目となりました。様々な思いで曲を作ってきた昨年の日々。音を人の前で奏でることなく送る日々は、やはり、「はりがない」ものだということも実感しました。 ですが、こん…

「僕らの時代」

その曲を聴くと思い出す「時代の感じ」。 今となってはおぼろげか、いいことばかりを思い出してしまうのかもしれないけれど、それでもやっぱり「グッ」と胸にくるのはいいものです。 今回ご紹介するのは日本の「City Pop」。 皆さんも「あ、あの曲!」と思い…

始まる予感

東京は暑い日が続いています。 このところ、たて続けに新作を発表しました。 曲の数が増えてくると自分の像がはっきりしてくるようで、知らない自分にも気づくことになるみたいですね。 何か一つの段階が終わった感じで、やっと「想い出たち」を引き出しに収…

3rdAlbum 『If You Go』発表しました!

7月15日に3rdAlbum 『If You Go』をリリースいたしました。 これで三部作が揃った感じ。 「生きるということ」と「いなくなること」 「動くこと」「動かないこと」について、これほど考えた日々は今までなかった。。 どうしてもそれが作品に現れるのは仕…

「老い」の一員としての自分

高齢の父の「コロナワクチン接種」のために横浜の埠頭にある「ハンマーヘッド」という会場に行ってきました。 付き添いの自分は、切符を買ったり、タクシーを拾ったり、父の荷物、上着を持ったりと、この日はまさに「付き人」状態。 やはり緊張のためか父は…

歌の力 〜Radwimps〜

あなたは目の奥が痛く、熱くなるのを感じながら歌ったことはありますか? その言葉を口にすることで、そしてその言葉が自分の耳から心に入ってくるときに自分の体温が上がってくるのを感じるひととき。 今は「ささやくように声をだすこと」しか許されない「…

引き継がれていくもの 〜less.people〜

人が「自分が影響をうけた曲や、いろいろなもの」について語るのを聞くのは楽しい。 どこに憧れているのか、何に共感しているのか。 それが「語ることなく」その人の生き方や作品、佇まいに現れているのを実感するとき、もっと嬉しくなる。 今日紹介する「le…

『物語』をどうぞ

聴くことで物語が「起ち上がって」くる。 以前からそんな音楽を作ってみたいと思っていました。 「聴きながら情景やストーリーを自由に思い浮かべていただけたらうれしいな」と思いながら この『The Old Story』をつくっていた日々を今、思い返しているとこ…

森の香りと音楽

今年は行動や判断が問われる時間が続き、精神的に疲れますね。 クリスマスや帰省、正月の団らんなど、いつもの年とは違う「やり方」になるのかな。 3月までは始めての経験が続くので体調を整えることを優先しようと思っています。 それでは今回は「マスクを…

耳たぶが大事!

友人の理療家に演奏後の張った筋肉をほぐしてもらうとき、「グッ」と揉まれるのを想定していたら、なんとも優しい感じで「耳たぶ」をクルクルしていただきました。 「佐藤式耳たぶマッサージ」。友人は最近、そのやり方を学びにセミナーに通っているそうなの…

さよなら モリコーネさん

映画『ミッション』のラストの胸が痛くなるシーンで流れるオーボエのメロディー。。 その映画の音楽を作ったエンニオ モリコーネ。 私にとって、この映画は、音楽は忘れられない大切なものなのです。 不条理の中で世界は動いていっている、「どうしたらいい…

書店のある町がいいね

駅近ではなく、家近に書店が無くなって久しいです。 ふらっと散歩をしながら本屋に寄るなんて芸当も、このところ「とんとご無沙汰」で、その何気ない動きの「気晴らし感」も忘れていました。 でも、ある所にはあるんですね。西荻窪。 スマホを見るんじゃなく…

For Tomorrow

片付けものをしながら、整理しているのは物ではなく「自分の心なのだな」と思い当たりました。 穏やかに変化していこうと思っていた矢先のこの時代の変化。 出来なくなったことを挙げ連ね、嘆くのではなく、今まで楽しめたことへの感謝の念を持とうと思いま…

今出来ることは。。

ミュージシャンのライブ自粛が相次いでいる。 息を詰めての潜水状態を始め、未だ呼吸をするため水面に向かって上昇することが許されない状況だ。人と会わないこと。「3密」を避ける。そのことの有用性はなかなか実感できるものではないかもしれない。だが、…

「いつも通り」はよいこと!

人の表情を見ながら会話したり、握手したり、肩を寄せ合うのっていいもんです。 マスクの下で歯を食いしばる日々を終え、皆で乾杯し、声を出し合う日常。 そんな日常だった時間が「憧れ」の一つに勘定される。。 初めての体験って身も心も緊張するけれど、お…

令和の雛たち

今年は心穏やかでない2月の末だけど、いつものように古風な雛たちが飾られた。 変わらないその姿。 ものすごい勢いで変わっていく流れ、そして予測不能の状況。 僕たちは頼るべきものを持てない時代に生きているのかもしれないけれど、古くから続くものに出…

海と山の里でのレコーディング

今日は海と山に囲まれた友人宅でのレコーディング。 アトリエのようなその場所は俗世間を離れて音に集中できるのです。 塵一つない、空調の利いた、「快適さ」を売りにしている最近のスタジオは「音楽は金がかかるな。。」という実感を肥大させる。 でも今回…

「今年もある」ということ

今日は八王子の古本市へ。 みながゆっくりと本を触り、読み、「時間」を味わっている。 何気ない「今年もある」光景なのだろうが、今年は訳が違う。 洪水を免れた「奇跡に近い日々」なのだ。 道行く人の背中に「安堵」と「疲れ」を感じ、「今年もある」とい…

ゆっくりと。。

台風一過ですね。何か毎回、「耐性」を試されるかの状況が訪れます。晴天時と荒天時の判断の切り替え方と、その両時の感性、行動力を併せ持つ「達人」には誰もがなれるわけではないですよね。 「ちょっとゆっくりしよう」という感覚で過ごせる日があったらい…

記憶の書店

好きな場所に通っていたことが街の記憶になるのだろうな。 自分の東京、町田の記憶を今はなくなった古本屋「高原書店」が担っているのは間違いない。 様々な人が置いて行った「時間」を眺めているような気分で店内を歩いていた感覚を、まだ生々しく覚えてい…

夏を乗り切る! その1

この暑い夏を乗り切るために、干しゴーヤ、はじめました! 切ってネットに入れて、物干しに1日かけておくだけ。 梅雨が明けたので、さっそく実行です。 明日は自家製ゴーヤチャンプルー。感想は次回に!

時間、想い、、。

あのとき、あの曲で「時間の流れ」を感じて演奏していたのは確かだった。。 そんな思いでこのコラージュを作りました。 今回のフライヤーの裏面。「なにも、文章を載せたくないな」と感じ、これだけにしました。 フレンドリーではないけど、素直な自分だと思…

夏かな?

7月の半ばに温かい麺類を食べたくなるなんて今までなかったです。 今日は朝から冷えて温かいものが恋しい感じ。 ということで本日の昼は素朴系の東京ラーメンでした。

京都ではスーパーで鮎の塩焼きを売っているそうです。 きょうは駅近の広場で小雨のなか、ビール祭でした。 その屋台で買った鮎で今からお疲れさまの一杯です。 では、いただきます!

Cafe... 。

二日間、インターネットカフェに通い、Web作業。 小ぎれいな個室で集中はできるが、気がつくと不思議な気分。 旅に行ったときのホテルにいる感覚なのだ。 この時間を日常にしないでおくのがよい。自分にとっては。。。 やろうと思ったことをかたずけて歩きは…

決められる?

今日、演奏中にかなりの揺れを感じ、演奏を続けるかどうか考えながらの時間を過ごした。 千葉で震度5弱。 自分達のいる場所は東京町田市のビルの4階のライブハウス。出入り口は1つ。人の数は40人弱。演奏を止め、揺れのおさまるのを待ち、様子を見て続…

え! ほんと!!

遅咲きの桜が咲く近所の道を歩いて、ウグイスの声を聴き、気分も軽くなっていたときに見つけた看板。 テニスコートの近くにある池に「まむし」がいるなんて! キジがいるとの看板もあり、自分の住んでいるところの自然の深さを改めて感じました。 見慣れたイ…

交流時間

日本人にとって「法事」は「天国にいった親族たち」との交流儀式です。 For Japanese people, "Houji" is an exchange ritual with "relatives who went to heaven". そして普段、余り会わない「生きている親族」との交流時間でもあるのです。 And it is als…

声 〜好ましいもの〜

好ましいもの あるくときに聞こえてくる子らの遊ぶ声 林の奧から聴こえる うぐいすの鳴き声 家のなかから聴こえる 赤子の泣き声も好ましい 熱を上げ 天井を見上げていたあの日の 階下の喫茶店から聴こえていた女学生らの話し声 白と黒の絵を観るときの 心の…