世果報 ( ゆがふ )を思う
私たちは身近な場所が「身近ではなかった」という歴史を知らずに生きてきた。
ものを知る時に「不思議ななにかを感じる」ということが「知ること」のモチベーションになることがある。
「同じ笑顔、同じ肌の色をしているのに、違う歴史を持っていること」を政治的な手がかりでなく「滲みてくる情感」を手がかりにしてを知っていく方法がある。
音楽。
うないぐみ+坂本龍一の『Undercooled』。
この曲を聴く時、沖縄という場所がどんなところなのか、後付けで知り、考え、感じはじめても良いだろうという思いが強くなる。おとな、子供にかかわらず。。
どうぞお聴きください。
Sary_Deepnからの挨拶
こんにちは、ドラマーの梅津光司です。
2022年となり、Sary_Deepnとしての活動も2年目となりました。様々な思いで曲を作ってきた昨年の日々。音を人の前で奏でることなく送る日々は、やはり、「はりがない」ものだということも実感しました。
ですが、こんな時だからこそ曲をゆっくり作れるのだ、これからの糧になるのだと思いながら続けていこうと考えています。
できれば音楽の時間を共有したいという気持ちも、ふつふつと湧き上がって来ているのも事実なのですが。。
今年もいろんな形でみなさまの元へ音楽をお届けしたいと思っています。
ぜひ私のホームページの試聴コーナーでお聴きください。みなさんの熱い応援、お待ちしております!
それでは今年もどうぞよろしくお願いいたします。
「僕らの時代」
その曲を聴くと思い出す「時代の感じ」。
今となってはおぼろげか、いいことばかりを思い出してしまうのかもしれないけれど、それでもやっぱり「グッ」と胸にくるのはいいものです。
今回ご紹介するのは日本の「City Pop」。
皆さんも「あ、あの曲!」と思い出してくれるのではないでしょうか。
どうぞくつろいでお聴きください。
https://www.youtube.com/watch?v=ilxJs78M6zw&t=390s
始まる予感
東京は暑い日が続いています。
このところ、たて続けに新作を発表しました。
曲の数が増えてくると自分の像がはっきりしてくるようで、知らない自分にも気づくことになるみたいですね。
何か一つの段階が終わった感じで、やっと「想い出たち」を引き出しに収められそうです。
そして今は鉛筆を持ち、フリーハンドで描く時間のように音楽ができたらいいな、と強く思い始めています。
何かが変わりそうな感じ。。
気負わずに心地よい音楽を作り、奏でる「やり方」をまた学んでいく日々が始まりそうです。
3rdAlbum 『If You Go』発表しました!
7月15日に3rdAlbum 『If You Go』をリリースいたしました。
これで三部作が揃った感じ。
「生きるということ」と「いなくなること」 「動くこと」「動かないこと」について、これほど考えた日々は今までなかった。。
どうしてもそれが作品に現れるのは仕方の無いことのようですね。
作家としてスタート台から走り出し、「さあ、これから」という訳ですが、ゆっくリズムは忘れずに続けていこうと思っています。
どうぞサブスクでお聴きになってくださいね。
(Spotifyはこちら)
https://open.spotify.com/artist/4tcX9rwyMCNSochvbpboL6
「老い」の一員としての自分
高齢の父の「コロナワクチン接種」のために横浜の埠頭にある「ハンマーヘッド」という会場に行ってきました。
付き添いの自分は、切符を買ったり、タクシーを拾ったり、父の荷物、上着を持ったりと、この日はまさに「付き人」状態。
やはり緊張のためか父は会場では口数も少なくなり、不安げな様子。
これは会場のどなたも同じだったのでしょうが、私もここまで高齢者が多く集められている空間にいた経験がないので、自分的には「老い」というものを目の当たりにして「アバター」を実感しました。
「いつか自分も、こうなる。。」と思い続ける時間は楔(くさび)として自分に突き刺さったようです。
帰りの送迎シャトルバスから眺めた桜木町の新しい「ロープウエイ」の姿。
そのピカピカに光る車体と「枯れているもの」の対比に、これまた時の流れを感じたのは私だけではなかったようで、みな無口でした。
今回のコロナの日々は「特別な日々の、特別な時間」として、将来語り継がれるのかな、、、などと思いながら、父と二人帰途につきました。
https://www.welcome.city.yokohama.jp/blog/detail.php?blog_id=127
歌の力 〜Radwimps〜
あなたは目の奥が痛く、熱くなるのを感じながら歌ったことはありますか?
その言葉を口にすることで、そしてその言葉が自分の耳から心に入ってくるときに自分の体温が上がってくるのを感じるひととき。
今は「ささやくように声をだすこと」しか許されない「学校の音楽の時間」に流れたRadwimpsの『正解』という曲。
この曲を聴いてマスクの中でささやくように歌声を出していた17歳の全盲の青年が、曲の最後に震える手で涙を拭っていたのを見て、自分も目の奥に熱い痛みを感じました。
「歌の力」 「音楽のちから」
お互いにマスク越しにしか話せない、歌えないこの時期。この時期を「この時代」にはしたくない。
そんな「雲がかかり続ける日常」を過ごす私たちに「歌いたい!」という気持ちを起こしてくれたRadwimpsに感謝したいのです。
今日は彼らの素敵な曲の中から『愛にできることはまだあるかい』を紹介します。ぜひお聴きください。
https://www.youtube.com/watch?v=EQ94zflNqn4&list=RDEQ94zflNqn4&start_radio=1