扉あけの日々の雑記

ドラマー梅津光司の日々の雑記です

目黒区 日本民藝館へ

柳宗悦(やなぎむねよし)。

日本民藝運動の一員である彼の美的センスは素晴らしく、「用の美」の提唱は本当に納得させられます。

 

 今回は柳宗悦が作った日本民藝館(目黒

「沖縄の工芸」展を鑑賞しました。

 陶器、織物の「柄、デザイン、色味」をじっくりと堪能し、沖縄への興味が倍増!

 

 1940年の沖縄の写真を見ましたが、戦時下のはずなのにその自由さと力強さには驚きです!

 

 民藝館自体にも趣があり、ほっとして心が広がる時間を過ごすことができました。

 

 

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クラフト・エヴィング商會

クラフト・エヴィング商會』をご存じだろうか?『クラフト・エヴィング商會』とは、作家の吉田篤弘氏とその妻・吉田浩美氏によるアート、デザイン、本の装幀などを手がける創作ユニット。また、ユニット名がそのまま架空のお店であり、彼らで3代目という設定になっている。

 
 『それからはスープのことばかり考えていた』『空ばかりみていた』などは自分が吉田篤弘の作品を読むきっかけになった本だが、彼の懐はまだまだ深そうだ。「作り手」「構築家」「悩む人」といった紹介をしたくなる作家。
 
 今回紹介する本は『すぐそこの遠い場所』。
何も知らずに読み進めると、あとがきにまで欺かれるという、ある種、痛快な「変な読み物」だ。
是非どうぞ!
 

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DACOTAの思い出

   矢部DACOTAが2016年9月15日で店を閉じることになった。
思い出の詰まった場所がなくなり、そこでの時間がなくなることはやはり辛い。
 
 Colors #1 町田ライブのフライヤーに載せる記事の取材のため、「矢部DACOTA」に突然出向いたのが2015年の12月の頭だった。
 
 注文をとりにきたオーナーに自己紹介をし、「フライヤーに載せる記事の取材」というお願いをしたときの「?」という顔を覚えている。
 新たな気持ちで動き出した自分にとって、「やりたいことをやっている店」の男女2人の若いオーナーにはとても親近感を覚え、以後、よく顔を出すようになった。
 
 50代半ばの人間と20代の若者との交流は、なかなか無いことかもしれない。
 
 オーナーのKOTARO君はドラマーで、見ている方向も共通したものがある。Nhhmbass(ネハンベース)の音楽も彼に紹介してもらい、若者の音楽性を知ることができたのも楽しい想い出の一つだ。
 
 いま自分は「終わってからわかること」の多さに気づきつつある。少し時間が経つと
印象や感情の波立ちが落ち着いて、「気づき」が生まれ、意味が見えてくる。そして課題も。
 
 その繰り返しを行い、いつか「生を終える」のだな、という予感がある。かなり実感として。
 
 『過ごしてきた時間の意味がわかるのは、かなり後になってからだ。
それまでは、まず進むこと、やってみること。出会いの扉を開いておくこと。』
 
この言葉は自分に対しての今の「心がけ」だが、KOTARO君たちへの贈る言葉としたい。
 
 KOTARO君、YUIさん、そしてDACOTA、今までありがとう! Good Luck!
 

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アイリッシュな夜

 

8/7(日)の夜は、矢部DAKOTAで橋本安以さんが率いるアイリッシュBAND「HAM」のライブ。思わずステップしたくなる楽しいライブでした!

 メンバーの方もフルート、ティンホイッスル、小型アコーディオンなど、さまざまな楽器を駆使しての熱演で,会場の雰囲気がどんどんリラックスしていったのが印象的です。

 様々な場所でのライブを行う、このアイリッシュBAND「HAM」。

「またぜひ聴きたいな」と思いながら帰宅の途につきました。ありがとう「HAM」!

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布博 町田 Week2

 8/7(日)に「布博 町田  Week2」に行ってきました。

この日はイベント最終日ということもあって、大変な人出で賑わっていました。
 
 体験コーナーでの皆さんも、「作る楽しさ」を味わっていたようです。

 

 心地よい「キーボードによる生演奏」が流れるなか、カラフルな糸の展示の合間に渋い古本屋さんが
出店していて、そこで妻が48年前の「暮らしの手帖」を発見。うれしい思いで早速購入!
 
 カラフルな糸や布の祭典は今回も大成功のようでした。
 

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布博 町田

7/30(土)に町田の布博にいってきました。

昭和な感じのするビルの中でのイベントで、手作りのものが並ぶ

心地良い時間。色とりどりです。

 tomotakeさんからは、染の仕方を教えてもらったりして

とても参考になりました。

 

 作家さんと来場者の交流も楽しげで、目にも心にも「Good Colors」。

8/5、6、7も同じ会場で第二弾があるので、是非行きたいとおもいます!

 

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飛び立つ音楽

抱いていた猫がむくむくと動き、腕からすり抜けていくときの感覚。

あの感覚が音楽の瞬間にもある。
 
音は独占できない。つかまえたとおもっていた音は「スッと」自分のもとを離れ
飛び立っていく。
 
この感覚はわるいものではない。音に命が宿るとき、もう自分の仕事はおわり。
あとは音の舞う姿を観て聴いて、手を差し伸べながらその「自由さ」をうらやましい思いで
味わうだけだ。
 
こんなことを思わせてくれる音楽は自分にとっては「リアリティーのある音楽」。
 
現実に根ざし、辛い映像を喚起させることが「リアリティー」ではない。
 
「現実を目の当たりにしながらそれでも「自由さ」を求めて生きること」 そのときに胸に訪れるあの感覚を
蘇らせるものに「リアリティー」を覚える。
 
そんな思いになった演奏です。ご覧ください。